【導入事例】幅広い世代が一緒にキャリアを考える公的機関セミナー

研修実施:株式会社ビズストーム 
     メイン講師 箕作千佐子
     (キャリアコンサルタント/中小企業診断士/キャリアストーム開発者)
     サブ講師  石川梨絵子
      (中小企業診断士/キャリアストーム認定インストラクター)
業種  :全業種
受講者 :全世代(公開セミナー)
時間  :5時間

 

明石商工会議所で公開セミナー形式のキャリアストーム研修(5時間版)を開催させていただきました。

学生、管理職、転職希望者、専業主婦からキャリア再設計中の女性、シニア、個人事業主、起業予定者など、多様な参加者が集まり、「これからのキャリア」や「働きやすく活躍できる環境」を戦略的に考える一日となりました。

 

1. 「キャリアストーム」導入の背景

働きやすい労働条件の整備や職場の安全安心の実現、人材の確保・定着と能力活用・資質向上などを目的とした、労働環境対策事業のひとつとして導入をご検討いただきました。

ご担当者にキャリアストームをご体験いただいたところ、

「環境変化の激しい中、企業側も働く人の側もよりよい働き方を実現できる」

という効果を感じてくださり、開催に至りました。

 

2. 研修のプログラム

プログラム(全5時間)

 [講 義] キャリア自律の意義 (0.5h)

 [ワーク] ルール説明 (0.5h)

 [ゲーム] 練習で1期実施 (0.5h)

 [ゲーム] キャリアストーム1~5期 (2h)(途中でお昼休憩) 

 [ワーク] 結果発表、振り返り (0.5h)

 [講 義] キャリアストームでの体験を踏まえたキャリアデザインの講義 (1h)

公開セミナーであるため、多様な方が参加されることを想定してプログラムを作成しました。

ご自身のキャリアを見つめるのはもちろんとして、管理職や経営者の方には、従業員のキャリア支援のヒント、定着推進に、またお子さんがいる方はキャリア観のアップデートに、とそれぞれの立場でもあわせて役立てられるものを目指しました。

ゲーム後の講義では、Will/Can/Must、戦略的な仕事選択、学び(リスキリング)と挑戦、働き方と生活など、キャリアストーム定番の講義に加え、事例、具体的な考え方のコツ、キャリア理論の解説を入れました。

現代あるべきキャリアデザインは、ひとむかし前の固定的なキャリアプランとは異なります。

環境変化や自分の成長・変化に対応できるよう、方向性は見定めつつ、偶然も活かしながらよりよい方に近づいていく方法について強調しました。

また組織内で、貢献しながら自分を活かして成長していく方法についても追加しました。

 

3.研修の様子と受講者の声

年齢の幅が50歳ほどあり、立場や課題もバラエティにとんでいたため、リラックスして参加いただけるか懸念をしていましたが、さすがゲーム研修だけあってどのグループも和気あいあいと盛り上がっていました。

むしろ世代間での学び合いも大いにあったようで、実りある研修となりました。

 

受講者からは以下のような声がありました。

アンケートでも全体に高い満足度となりました。

人生は選択の連続で、得るものも失うものもあると体感できた。今後のキャリアを考える時に思い出したい。

様々な属性・年齢の方と一緒に進め、他の人のコメントが参考になった。

ゲーム後の講義で体験したことがすべてつながり、深く理解できた。目からウロコがたくさん落ちた。

ゲームでも現実と同じ選び方をしていたのが面白い。中学生くらいの学びの価値づけにも良い教材。

 

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キャリアは人生そのものですので、どんな方にも必要な学びです。

しかし座学やワークだけだと、なんとなくやらされ感が出てしまい、自分の人生とつないで考えるのが難しいこともあります。

人生を左右する要素をリアルに再現したキャリアストームで「こうやってたら、こうなった!」「他の人はこうなっていた!」という体験をすることで、本当に自分次第で人生が変わることを心に刻むことができます。

多様な対象に役立てられるキャリアストーム研修を、より広くご活用いただければと思います。