【導入事例】人材育成制度の端緒としてのキャリアストーム研修(製造業様/2年目~管理職)
研修提供:株式会社ビズストーム
箕作千佐子(キャリアストーム開発者)
業種 :製造業
受講者 :入社2年目~管理職
時間 :6時間
大窪鐵工所様にて、キャリアストーム研修を実施させていただきました。
1.「キャリアストーム」導入の背景
キャリアストーム研修を主導下さったのは、ビズストーム認定インストラクターでもある同社取締役の大窪健太郎さんです。大窪さんが、『個々人の成長を促進し、より幸せな人生を実現する』というスローガンのもと、人材育成制度の確立に取り組んでいた矢先、キャリアストームの案内を見てタイムリーな内容だったため、すぐに実施を決定されました。今後の継続的な導入も視野に入れて、若手を中心にしながらも入社2年目から管理職まで幅広い方にご参加いただきました。
2.キャリアストームのカリキュラム
中小企業での現状を踏まえ、対象企業に沿った研修にするため、準備段階より従業員の皆様に関する情報やご要望、その会社ならではの課題について丁寧なヒアリングを繰り返し、特別なプログラムでご用意をしました。社内の様子を十分に理解し、具体的なエピソードをもとに従業員さんに響きやすいお話になるよう工夫を重ねました。
自らのスキルを高めることが、会社のためにもなり、自分自身の人生そのものをよくすることだということ。そして、それを実行するには中小企業の環境が抜群に良いものだということへの気づきを与えられた点は、実施企業様からもご好評をいただきました。
[講 義] キャリアストームの意義とルール説明
[ゲーム] 練習、キャリアストーム1~4期
[ワーク] 中間の振り返り
[ゲーム] キャリアストーム5~6期
[ワーク] 結果発表、振り返り、キャリアストーリー
[講 義] レクチャーとワーク、意見交換
-戦略的なキャリアデザインとは
-プランド・ハプンスタンス
-自分を知る
-[ワーク]WillとCanを知る
-戦略的に仕事を選択する
-仕事の価値を高める方法
-中小企業の面白いところ
-管理職にとってのキャリア支援
-[ワーク]自分が貢献できる仕事
-学び続ける
-挑戦する
-働き方と生活を考える
-[ワーク]学びと挑戦、働き方
-[ワーク]短期的・長期的なキャリアデザイン
3.研修風景
もともとの社風もあり、上司部下の関係や入社年次、部署間の垣根をこえ、自由なコミュニケーションで笑顔の絶えない、楽しい研修となりました。ゲーム中には、「専門スキルを中心に高めたから高収入が得られた」「持っているお金を全て使い切る生活をしていたらピンチになった」「家族の存在があって何度も助けられた」と実感のこもった声が上がっていました。
講義部分では、意見交換の時間を長くとったこともあり、楽しんで取り組んだゲームをそれぞれの人生に落とし込んで、考えを深めあう様子がたくさん見られました。
4.研修の効果
『個々人の成長を促進し、より幸せな人生を実現する』意識の醸成
参加者アンケートでは、多くの参加者が「面白かった(やや面白かったを含む)」「他の人にも勧めたい(やや勧めたいを含む)」と回答し、高い評価をいただきました。
ほかにも、次のような声をいただき、長期的な視点で戦略的にご自身の人生を考えていただけたようです。
(上司として部下の力を引き出すため)前やってダメだった!を言わないようにしようと思った。
今の自分、これまでの自分、将来なりたい自分を見つめ直し、将来のために出来ることに取り組みたいと思いました。
ビジョンをはっきりさせて努力しようと思いました。私が採用活動を担当したことをきっかけにで入社してくれる人を増やしたいです!
心の変化を感じました。上司などに提案をして新しいことにチャレンジしたいと思いました。
これまでの人生を振り返って将来に目を転じ、自分の人生をどうしたいのかを真剣に考えるきっかけとなったようです。研修後に、積極性を発揮するようになったり、後輩の面倒見がよくなったり、目に見える変化も多くあったと伺いました。
※株式会社大窪鐵工所様のブログにも、本研修に関する記事「キャリアストーム~自分の価値向上~」を掲載いただいています。是非ご覧ください。
※本研修に関するインタビュー記事「【インタビュー】 個々の成長を促す社風の土台づくりに キャリアストーム研修」を公開しています。是非ご覧ください。
参加者の属性や関心事、実施事業者様の特徴に応じて、カリキュラムや進め方を工夫しながらご提供しています。目的に対応した講義やワークを組み合わせることで効果を実感できる研修となりますので、是非お問い合わせください。